-木工房MEGURO-会津桐を使った木工で、手作りの幸せを地元へ届ける。

あいづっぺでぃあ取材班のはるかです!
 今回は福島県河沼郡柳津町にある木工房MEGUROの目黒照枝さんからお話を聞かせていただきました。木工房を開いたきっかけや、地元への思い、「モノ作り」への思いなどを中心にまとめたので、フリーランスとしてのは働き方やモノ作りに興味がある方は特に必見です!

もちろんそれらに興味がない方も、この記事を読んでモノ作りへの魅力を感じていただけたらと思います。

木工房MEGURO

木工房MEGUROでは主に会津桐など地場材の桐・杉等を用いながら、木工小物・小家具等を作成しており、あいづっぺでぃあ取材班が訪問させていただいた際にはたくさんのアクセサリーや子ども用おもちゃの手作り商品が並んでいました。どれも可愛らしいものが多く一つ一つが丁寧に作られているのを感じました…!

アトリエ展を開いたばかりだったということで、多くのハンドメイド商品が並んでいました!

会津桐は風土に育てられた会津の特産品とも言えます。特徴としては軽く、木なのにどこか柔らかく優しい手ざわりで、小さな子ども触らせても安心できるものとなっています。

会津桐で作られた積み木を触らせていただきましたがやはり軽く、優しい手触りで小さな子どもが遊ぶ際にはぴったりのものだと感じました。月日が経つごとに色が少しずつ変わり遊べば遊ぶほど味が出る作品となっているそうです。

柔らかいので加工もしやすく、写真のようにさまざまな作品が生み出されています。

部屋全体から木の匂いがして、とても心地よい空間でした。

作品は主に地元の主婦年代やおじいちゃんおばあちゃんを中心に注目を集めており、「嫁からの受けが良い」なんて感想も頂いことがあるんだとか…。子どもへのプレゼント用に名前を入れることもできるそうで!これはたしかに嬉しいですね!

この作品に場合は裏にこどもの名前を入れることもできます。
お祝い事のプレゼントにぴったりですね!

また年に一回この木工房でアトリエ展も開いており、目黒さんの知り合いの作家さんの作品をたくさん扱っているそうです。こういったアトリエ展の情報はSNSももちろんですが、ハンドメイド界ではブログが主流のようなので、こういったアトリエに興味がある方は両方チェックするといいかもしれません!

木工房MEGUROに行きたいな…と考えている方は、下記の基本情報詳細に載っている電話番号から、お問い合わせしてからでないと対応出来かねない場合もあるようなので、注意してください!

作家 目黒照枝さん

目黒照枝さんは木工房MEGUROを設立する以前は三島町生活工芸館の木工指導員として働いていました。その後木工房MEGUROを2010年に設立し、今年で10年目になります。

目黒さんは木工をはじめて約20年で、昔から絵を書くことやお裁縫、料理などなにかを作ることが好きな子どもだったそうです。

やはり技術者になる人は潜在的にこういったモノ造りが好きな方が多いのかもしれませんね!

木工房MEGURO設立のきっかけ

木工をはじめたきっかけは、大学3年生で就職活動を間近に控えているタイミングで、「働くってなんだろう」「自分が幸せだと感じれる仕事は何だろう」という疑問を持ち、企業のために利益を出すことよりも、自然に近いところで仕事をしたほうが幸せを感じれるのではないか、と思ったそうです。

会津桐で作られた積み木

その結果目黒さんは就職活動はせず、その後そういった自然系専門の学校に飛び込むことになりました。そこで木工を学ぶことになり、現在の働き方になったそうです。

今でこそフリーランスや在宅勤務など様々な働き方が認められている一方、目黒さんが就職活動をしていた時代にこの決断をしたのは勇気がいることだったのではないかと思います。

サービス残業は当たり前、企業に勤めるのが当たり前という常識に囚われず、周りに流されず「自分の気持ち」を大切にしている考え方にとても共感しました。

また目黒さんに、木工房MEGUROで働いていて一番嬉しかったことと大変だったことをお聞きました。

嬉しかったことはずばり「自由になったこと」で、自分の考えを実現できる今の環境がすごく楽しい、と嬉しそうに話してくださいました。

また一方で大変だったこととしては、フリーランスで働くことへの厳しさを話してくださいました。モノ作りを趣味だと言われることもあるそうですが、趣味ではなく仕事であると断言していました。

たしかに一般的な仕事に対するイメージと、技術者の方々がする仕事は少し違うものなのかもしれませんが、お金を生み出すための行為であることには変わりはなくて、どちらが楽だとか大変だとかいう考え方自体が少しずれているのかもと感じることができました。

こんなに素敵な作品を生み出すことが仕事というのは良いことばかりに感じますが、
お話を聞きフリーランスの厳しさを感じることができました。

モノ造りについて

目黒さんはお話の中で「モノ造り」への気持ちを語ってくれました。

木に触れることも好きではあるけれど、それ以上に何かを作ることへの満足感や、何か一つのことに対して没頭し集中できるというスッキリ感が好き、と仰っていました。

また人間の欲求の中にはなにかを自分の手で生み出したいという欲求があるようです。こういった環境にいられることが幸せだと話してくださいました。

皆さんもこの気持ちは感じたことがあるのではないでしょうか?没頭し集中できる何かがあるというのは、本当に素敵なことだと思います。

私もそういったものを何か見つけたいなと思うことができました。

地元への思い

目黒さんは福島県三島町出身で、木工を学んだときに岐阜県に出た以外は基本福島県内で生活をしています。上京するという選択肢はなかったようで、その理由は元々は町づくりをしたかったから、と話してくれました。

自分にできることで、出身の三島町や会津になにか貢献したいという思いを抱いていたそうで、岐阜に出た後も最終的には会津に戻ってこられたそうです。

地元を愛し、自分の作った作品で地元の方々へ幸せを届けることで社会へ貢献している目黒さんは、私の目から見てすごく幸せそうでした。

神奈川県出身のよそ者である私が何度か福島県に訪れていますが、毎回出会う方みんなが心優しく地元を愛する人たちばかりだという印象が増していくばかりです。だからとても人として惹かれ、また福島県に行きたいなと感じることができるのだと思います。

若者と関わりについて

目黒さん自身、アトリエ展の開催や自ら主催しているハンドメイド等の作家さんを集めたイベントでは多くの若い作家さんと出会うことも多いらしく、若い人との繋がりは自分にはない感覚も取り入れることができ、目黒さん自身が若者になにかを伝えたいというよりかは、若者からエネルギーをもらっている、と話してくれました。

過去にイベントに参加した際の様子です。
木工を通して多くの地元の方々との繋がりを築いています。

今までは若者に伝えたいことは何か、という質問をしていましたがこういった視点での考え方は私たち若者にとっても嬉しいことだと思います。

目黒さんは話していてとても若々しく、普段から若い方と関わりを積極的に持っているからだと感じました。

たくさんの自然や、温かい心に触れることができるこの場所で、これまで以上に活気を届けていくことができたらと思います。

最後は目黒さんとあいづっぺでぃあ取材班でパシャリ!
楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございました!

木工房MEGURO

住所:〒969-7206 福島県河沼郡柳津町飯谷字前林359-1(福柳苑そば)

TEL:090-5234-2314 メール:mokkouboumeguro@yahoo.co.jp

営業時間:9:00~16:00

定休日:毎週日曜日+不定休(事前連絡にて対応いたします)

HP: https://mokkouboumeguro.com/

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平澤遥