キャンプ用品からスマホカバーまで!お気に入りのデザインを一個からプリントできる【佐島屋印刷所】

会津若松駅から徒歩10分。江戸時代は商人町として栄た会津若松市中央一丁目に佐島屋印刷所はあります。

右側の建物がプリントショップ、左側の建物は佐島屋印刷所です。

今回は、右側のプリントショップで、佐島屋印刷所の代表、五十嵐 弘太郎さんにお話を伺いました。

江戸末期からこの地で続く佐島屋印刷所

---今日はよろしくお願いします。歴史のあるお店だと伺っています。

五十嵐さん:私で七代目なんです。江戸末期からあるんですけど、最初は提灯の絵描きをしていました。家紋を描いたりということをしていたらしいですね。

そこから明治ごろになって、罫線を書くようになって、大福帳とか、そういったものを作るようになっていきました。

佐島屋印刷所で販売されていた台帳。とじ紐は解いてあります。

あとは洋紙と言って、輸入物の紙を扱っていました。それで明治35年に法人化しました。それが1901年なので、創業120年ということにしています。

江戸時代まで遡ることができるのですが、いつ創業したかと言うのは、はっきり分からないので、一応、私で7代目というアバウトな感じになってしまっています。

会津若松市内の商店に残る襲名制度

五十嵐さん:会津若松市内の古くから続く商店には、名前の襲名というのがあって、うちも源平、これを代々襲名していたのですが、4代目でやめてしまいました。

継いでいると、五十嵐源平になる形です。一応7代目源平です。今はSNSなどで使っています。

将来、できれば襲名したいと思っています。ただ、復活するのが大変らしくて。

---決まりがあるんですか?

五十嵐さん:法務局に行って、やらないといけないので、いろいろ大変なんです。

大正2年の大福帳

五十嵐さん:これが大正2年の大福帳です。これはうちで使っていたものです。

糸が分からないんです。どこで繋がっているのか、私たちも不明で、こう見ても、分からないんです。

どんどん足していっている感じなのかな。

献立とか、三回忌があったとか。いろんなことが書いてあるんですよね。香典とかそういうのも含めて。

つい最近まであるんです。最近になるとボールペンで書いてます。

---今も続いている会社の名前も書いてありますね。

23歳で後継としてUターン

---大学では何を学ばれたのですか?

五十嵐さん:元々、印刷学科と言われていた、画像工学科で、デザインからカメラの撮り方から、印刷機に入れる版の材料のことなどを勉強していました。

---あとを継ぐことが前提で。

五十嵐さん:そうです。高校の頃にはもう、あとを継ぐと公言していたので。色を扱ったり、デザインするのが面白いなってその時点では思っていて、やってみたいと思っていました。

---23歳で戻ってくるのは早いと思うのですが。

五十嵐さん:そうですね。やるつもりでいたから、早いほうがいいかと思って、大学が終わって、郡山で一年間、研修をして、それで戻ってきました。

---郡山ではどのようなことをされていたのですか?

五十嵐さん:印刷の機材屋だったんですけど、印刷もやっていたので、そういったところで全般をやらせてもらっていました。

---大変なこともありましたか?

五十嵐さん:大変でしたよ。こっちに戻ってきたときは、まず、会社の中の人たちとのギャップがあったので、会長が今、77歳なんですけど、その当時50歳前後の人たちがいっぱいいたので。

その人たちに理解してもらうのが大変でした。

あいつはあの箱(パソコン)の前で一日何をやっているんだと。

---元々どういうポジションで戻ってこられたのですか?

五十嵐さん:一応、後継者として戻ってはきましたけど。まず、制作がないので、制作を作ろうと思ってやり始めました。

---23歳で戻ってきて、すぐに新しいことを始められたんですか?

五十嵐さん:そうです。外注で頼んでいたりしたので、その外注費を無くすところから始めました。

まず、年賀はがきを私が引き受けると言って、デザインから、プリンターで出すところまでを。当時は700件ぐらい件数があって、プリンターが遅かったので、1分間に5枚とか、50枚も入らないプリンターで、デザインは終わってるんですけど、徹夜で、土日も、ただ紙を入れるだけの作業をやっていました。

そこからでしたね。

---そこまではどのぐらいかかったのですか?

五十嵐さん:3年か4年かかりましたね。チラシだったり、そういうデザインのところをうちで出来るんだよと、そう言う風に理解してもらってから、だんだんですね。

佐島屋印刷所のデザイナーさんが描いたイラストをプリントしたオリジナルの小物

紙以外にも印刷できるオリジナルプリントショップ

---20代でデザイン部門を作られて、今はどのような形になっているのですか?

五十嵐さん:印刷のほうは、名刺、葉書含めて、一般印刷という形でやっています。

新しい形でやっているのが、Tシャツプリントだったり、ウェアプリントですね、あとはマグカップなど小物のプリントが多いです。

---Tシャツなどはどういったお客様が利用されるのですか?

五十嵐さん:クラスで作ったりとか、スポ少とか部活とか、あとは会社や遊びのグループからのご依頼があります。

マグカップはプレゼント用、ベビーのロンパースは出産祝いとか、オリジナルで名前を入れることができるんです。

---地元の方たちが多いのですか?

五十嵐さん:そうですね、基本的には会津地域です。

印刷と言われると、紙というイメージが大きいので、プリントと言われると広がるのかな。英語で言うかだけなんですけど、それだけでイメージって変わってくるんです。

そういうところを大まかに、大きく捉えて、オリジナルのプリントショップにしました。

---自分でイラストを描いて持ってくれば、印刷してもらえるのですか?

五十嵐さん:そうですね。それをスキャニングするか、イラストに起こして欲しいというのであれば、うちの方で起こせます。紙に描いたものを持ってきてもらえれば。

Tシャツは最近は自分たちで作りたいという人たちが結構いるので、紙に、「こんな感じ」と描いてきてもらって、それを起こして作ることもあります。

---会津木綿の犬用の服がありますね。

五十嵐さん:最初、オリジナルドッグTシャツを作っていて。それとは別で、新しく開発したノートの表紙の台紙に、会津木綿を使おうかと言ってたんですよ。

でもその会津木綿を見ていたら、犬用のものを作れないかという話になって。

「甚平なんかいいんじゃない」っていう話になって、作ってみたら、できたということで、ご近所のペットショップとタイアップしています。

デザイン面を一括してお願いできる佐島屋印刷所

---今は、デザイン事務所のような形なのですか?

五十嵐さん:制作でデザインもやるので、デザインの制作事務所という感じでもありますね。

それぞれ、紙はうち、Tシャツは別のところとなっていくと、お客様側も大変じゃないですか。

看板だったりそういうのも含めて。看板だったら、うちでデザインして、看板屋さんにお願いするという形で、一括して出来れば、デザインの統一性だったり、お店のプロデュースもできますので。

印刷屋って言われると、紙だけの仕事でしょっていうところを、プリントとなると、何にでもプリントはできますし、何にでもデザインはあるわけじゃないですか。そういうところを掘り起こしていければと。

こないだはテントにプリントして欲しいって、そういうのもあります。

「ここにくれば、やってもらえるな」という風になれば。私たちにとってもそれが勉強になったり、今後につながるものかもしれないので、そういうふうになったらなというのが一番。

---何かやりたいな、ここシールが貼りたいな、というときに、ここに来て相談しても。

五十嵐さん:はい。なので、「一枚からできます」っていうところでもあります。

会津にはない印刷屋だと思っています。意外とみんな知らないので、PRにも力を入れていきたいと思っています。

ふらっと入って気軽に相談したくなる会津若松市のプリントショップ

今回、外の様子が見える明るい店内で、いろいろなお話を聞かせていただきました。

店内に飾られた、小物や洋服を見ながらお話をすれば、様々なアイデアが浮かんできそうな気がします。

もし私が会津地方でお店を始めるときは、ロゴ入りのグッズをここでいろいろ作れたら楽しそうだと夢が広がりました。

お店やグループなどで、何かお揃いのものが欲しい方や、オリジナルのプレゼントが作りたい方はぜひ、気軽に佐島屋印刷所のプリントショップを訪れてみてはいかがでしょうか。

佐島屋印刷所の詳細情報
住所:〒965-0037 福島県会津若松市中央一丁目2-5
電話番号:0242-24-0405
Eメール info@sasimaya.com
営業時間:8:30~17:15
定休日:日曜・祝祭日・第2・4土曜日
ホームページ:https://sasimaya.com/
楽天ショップ:https://www.rakuten.co.jp/sasimaya/

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古川恵子

1981年喜多方市出身。福島大学卒。2004年から東京都在住。あいづっぺでぃあには運営側で関わりつつ、ライターとしても活動しています。
普段は自営業主様、小規模事業者様向けに、ホームページ制作、ワードプレス講座、情報発信事業などを行っています。