取材記事

【鶴ヶ城】写真を撮るだけじゃもったいない!ワンランク上の楽しみ方とは?


今回は会津のシンボル「鶴ヶ城」をぶらり散策してきました!
歴史にあまり興味のない方、一度訪れたことのある方にもおすすめできる鶴ヶ城の楽しみ方をご紹介します。

ボランティアガイドをしてもらおう

とはいえ、正直あまり歴史に興味がない…。
歴史の説明がずらっと並んでいる資料を見るのはなんだか読む気になれない…。
そんな方ににピッタリなのが、ボランティアガイドなのです!
会津の歴史のプロと一時間ほど鶴ヶ城をぐるっとまわり、おもしろおかしく会津をことを知ることができます。
何か質問があればすぐに質問ができますし、資料にはない豆知識なんかを知ることもできちゃいます。深く知りたい方にもぴったりなのです!

石垣を知れば会津がわかる

今回はなんと石垣に注目です。
すでにおもしろそう…!石垣を知れば会津がわかるのです。
さっそく行ってみましょう!

今回ボランティアガイドをしてくださった笑顔がかわいい鈴木さんと巨大石垣

まずあらわれたのは巨大石垣。
鈴木さんがさしているのが鶴ヶ城で一番大きな石垣で、なんと380年前の石垣なのです!
3㎞先の山から運んできたそうです。
今のように重機がない時代で、どれほどの労力が必要だったのか、いったいどうやってここに埋め込んだのか、ふしぎでたまりません。
当時の会津人の知識の豊富さ、工夫、努力がどれだけのものだったのかを感じます。

つづいては…


こちらの天守閣。
城ではなくこの石垣に注目ですよ!(笑)
こちらは「のづら積み」という石の積み方で、自然石を組み合わせて積み上げています。
じつはこの当時会津では地震が多く発生するとされていたので、地震に強い石垣となっています。
なぜ、ここが地震の多い土地ということがわかっていたのか、耐震に対する知識をこの当時からどのようにして持っていたのか、ふしぎですね。
2011年の大震災でも耐え、当時の石垣のプロの技術の高さに圧倒されます。

最後にこんなキュートな石垣発見!

さあどこかにハートの石垣が隠れています!
隠れてミッキーならぬ、隠れハートです。
もっとアップしてみましょう…!

お…!発見!

ハート発見!

この石をバックに写真を撮影するカップルも多数いるそうです。
じつはこの小さなハートの石垣のほかにも大きなハートの石垣があります。
二つ見つけられたら運命に出会いが訪れるかも…!
ぜひ探してみてくださいね!

楽しく会津を知る

正直、会津の歴史にあまり興味のなかったわたし…。
ですが今回ボランティアガイドをしていただき、会津の歴史、鶴ヶ城の石垣から当時の会津人の技術の高さ、知恵、想いを感じることができました。
以前、鶴ヶ城に来たことはありましたがなんとなくぶらっとみて写真を撮って終了でした(笑)
そんなのもったいない…!
今、なんとなくみている鶴ヶ城には会津人の知恵と技術と努力があるということを知っているだけで様々な想像ができます。
この石垣はどうやって運び、埋め込んだのか。どうして地震に強い石垣を生み出せたのか。
いまある会津がだれによって、どのようにつくられたのか。
そして、いまに伝られてきた会津をこれからどう残していくのか。そんな考えるきっかけにもなると思います。
それらをボランティアガイドのみなさんを通して、楽しく学ぶことができます。
楽しく学ぶということがとても大切だと思います。
ぜひ歴史に興味のない人も、もっと深く知りたい人も楽しみながら学びに行ってみてくださいね!

最後に記念撮影!ありがとうございました。

鶴ヶ城の基本情報

所在地:福島県会津若松市追手町1-1
アクセス:会津若松市ICから車で約15分
     会津若松駅からバスで約20分
営業時間:8:30~17:00
定休日:無休
料金:天守閣入場料 
   大人410円
   小人150円

ABOUT ME
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菊森千夏
中央大学4年。宮城県出身。 将来は田舎で、のほほんとのんびり暮らしたいと思っています。 ダイビングが趣味で国内外の海を潜っています。福島は自然や食べ物だけでなく、人のあたたかさがなによりも魅力だと感じていて、また行きたくなるようなそんな場所です。