150年以上続く[松本屋商店]店主の秋山さんが赤裸々に語った苦労と今後の野望とは?

塩川町は、会津若松市から喜多方方面に車で約20分。

会津若松市と喜多方市の中間に位置する塩川は、阿賀川と日橋川とが合流し、東には会津磐梯山に続く山地を望む自然に恵まれた風光明媚な地です。

そんな塩川町にある

<有限会社松本屋商店>

江戸時代末期の創業より、塩川で会津味噌をつくり続けて150年。今回は、そんな老舗の味噌蔵の蔵人店主秋山啓三さんにお店の魅力を取材してきました

ーーー今日はよろしくお願いします!

よろしくね!

秋山さん:学生さんだよね?よく来たね。どこに行ってるんだね

ーーー僕は、東京にある中央大学っていうところで〜

秋山さん:そんな遠くからよく来たね(笑)

ーーーいえいえ!ありがとうございます!

始まって早々、、、

秋山さん:ちょうどいいから、ちょっと今見せてやっから。これから麹をかき混ぜるのをやるんだよ。

なんと!なかなか見れない貴重な時間をいただけることに!

麹をかき混ぜる貴重な体験。

ちょうどいいタイミングだったみたいで、

麹をかき混ぜるお手伝いを特別にさせていただきました。

ーーーあったかーーーーーい笑

この麹を水と混ぜて、温度をかけて、さらに発酵させると甘酒になるんだとか。(すごい!)

その後、

味噌蔵も拝見させていただきました。

蔵の中で1年寝かせて味噌が完成。

そんなに時間かかるんだと言うことが初めてわかりました。

そもそも普段僕たちが調味料などで使ってる

『味噌』ってどうやって作られてるかなんて知りませんでした。

たくさんの苦労があるのではないかと、この時に、すごく感じました。

店主なのに本気出してなかった?

ーーー秋山さんは4代目なんですよね?

秋山さん:まあ、分かるだけでね(笑)

家系図見てもいつからなのかはあんまりわからないのよ。

ーーーそうなんですね(笑)何年間ここで働いてるんですか?

秋山さん:25歳くらいの時からだから、35年間くらいここにいるね。

でも、そんなに真面目にやってなかった。←え(笑)

それまでずっと、本気出してなかった。←ん?(笑)

責任感とかは親父さんがなくなって持ち始めたそうで、、、

秋山さんの奥様:親が亡くなるまでは、やっぱり責任とかないからそんなもんなんだよねーーー

ーーー親父さんが亡くなってから本気出したんですね(笑)

ほうほう。面白い話が聞けそうですね(笑)

ーーー後継はもともと考えていたんですか?

秋山さん:考えてなかったよ(笑)っていうのも、三男だからね。

ーーーあっ、そうだったんですね!!(びっくり)

秋山さんがまさかの衝撃発言?笑

なんと、秋山さんから衝撃の発言が・・・

秋山さん:口を滑らしていつも言っちゃうんだけどね、俺、実は漬物食べれないんだよ。(笑)

ーーーええええええええええ(笑)そうだったんですね(笑)

秋山さん:これも記事に書かれんのかい、(笑)

ーーー<あ、書いちゃいました(笑)>ごめんなさい。(笑)

秋山さんが漬物食べれないから

奥さんに味見してもらってるんだとか・・・

ーーーある意味二人三脚で頑張ってるってことですね(笑)

苦労を知ることで大切なことに気づく

ーーーどういう想いで味噌作りされてるんですか?

秋山さん:大豆づくりをした経験があってねーーー

ーーはい。

秋山さん:大豆づくりを友達と二人でやった時に、ものすごく大変だったんだよ。1週間放っておくと、雑草がジャングルのようになっててね。

ーーそうなんですね、少し想像つきます(笑)

秋山さん:それをやって、気づいたのは、大豆を作るのにも農家さんの苦労がたくさんあるってこと。苦労して作った大豆”一粒一粒大切にしないといけない。”ということに気づいたね。

そのような思いを秋山さんは、自分で経験してわかったそうです。

だから、味噌作りや漬物作りも大豆や野菜を作ってくれる農家さんがあるからできているんだということを肝に命じて感謝しながらやっているんだなとわかりました。

今後の松本屋商店の展望

ーー松本屋商店さんはなんで続けてられるんですか?

秋山さん:根強いファンがいてくれているからかな〜

周りの商店はやめていくところもあるようですが、昔ながらのここだけの商品があるからまだ続けていけてるようです。

ーー最近では、会津の御土産屋さんにも卸し始めているそうですね!

秋山さん:いい方向には、なりつつあるかな。けどまだ走り始めたばっかりだからなんともね。

ーーー今まではどういったところで販売してたんですか?

秋山さん:直販か電話注文だね。昔は、会津に帰省された方が、御土産にって持って帰るお客様が本当に多かった。けど、やっぱり原発事故が大きかったよね。

何も言わないで福島だからっていうだけで逃げてしまったお客さんもいるんだとか・・・

秋山さん:逃げてしまったお客さんはやっぱり戻ってこない、、、

やっぱり今では、福島に来る人も減ってしまって直接買ってくれる人はなかなかいないみたいです。震災の影響はやっぱり大きかったんだと感じました。

ーーー娘さんには継いでもらおうとは思っていないんですか?

秋山さん:考えてないかなーーーやっぱり、もっとお店が上向けばいいんだけどね、頑張らないとね。。。

店主としての苦労が垣間見えて、大切な商店をどうしたら残していけるのかを考えていくことが大事だと感じました。

若者に期待すること

ーーー僕たちのような若者に期待してることはありますか?

秋山さん:そうだねーー塩川のPRや掘り起こしてもらうことかな。そして、発信することを若者たちだけでなくて町に住んでいる人にも塩川の魅力を教えて欲しい。

ーーー塩川には魅力がある!ということをもっと発信して、僕たちが誇りのある町であることを知らしめます!快く取材をお受けしてくださりありがとうございました。

奥さんとの2ショットに少し照れてる秋山さん。可愛い(笑)温かいご夫婦ですね

HP:https://matsumotoyasyouten.com

会津味噌・のれん漬け 松本屋商店

住所:福島県喜多方市塩川町字中町1906
電話番号:0241-27-2061
FAX:0241-27-8399

【創業150余年】
松本屋商店の会津味噌は、江戸時代創業当時と変わらぬ製法。古式室蓋製麹法により一年中気温が安定している蔵の中で、じっくり熟成させた天然醸造のお味噌です。

大川翔

1998年10月25日生。福島県郡山市出身。
中央大学経済学部に通う大学4年生。
あいづっぺでぃあでは、学生統括・ライターとして活動しています。普段は、NPO法人きたまるの運営や株式会社ビックメイツの広報戦略室長として活動しています。