会津磐梯が生んだ天然水トマト

名水百選に選ばれた会津磐梯の水、その透き通った水で作られたトマトがある。

その名も「磐梯天授」、磐梯で作られるこだわり抜かれたトマトだ。

自然の恵みとも呼べる名水は、地中で永い年月をかけてゆっくりと自然の地層によってろ過される。そんな水で作られた野菜にはいったいどれほどの美味しさが隠されているのか。今回の取材ではこの「磐梯天授」に密着してみた。

「磐梯天授」、その名の通り磐梯が生んだ天からの授かりもののように、その内側には多くの栄養素とまるでフルーツのような甘さが詰め込まれている。

通常のトマトの平均糖度は3~5度なのだが、磐梯天授は7度以上と段違いな甘さに仕上がっているから驚きだ。

しかし、それは偶然生まれたものではない。そこには納得できるこだわりがあった。

天授ファームを営む「鈴木 翼」

彼が作り出した磐梯天授には、こだわりが2つある。

一つ目は水にこだわること。

最初に説明した通り、会津磐梯の水は名水百選に選ばれるほどの水が流れている。つまり選ばれた水で作られていると言うこと。

通常価格で売られる野菜は、「安さ」を求めてしまいがちで、水までこだわって作るものは少なく感じる。ただ、本当に安心で安全な美味しさを追求するには、水の重要性はわかるはず。どこのどんな水を与えられて育ったものなのかは野菜を選ぶ基準にしてもらいたい。

2つ目は、ハウス内の清潔度を保ち、トマトが病気にならないようにすること。落ちたトマトや葉を放っておくと、腐って菌が繁殖するためすぐに回収する。通気性を良くするためにトマトの葉を切るときも、1本ごとにハサミを消毒することを徹底している。

ハウス内の温度管理も徹底し、毎日管理をするためハウスに来ると言うのだからその徹底ぶりが伺える。

今回取材をして、本当にこだわり抜いているトマトだと感じたし、ここまでのことをしているからこそ、ブランド化されているんだとつくづく感動した。

そして最後に鈴木翼さんが楽しそうに話してくれたことがある。

それは地域の小学校に出向き、無償で農業について教えると言うことを話していた時のこと。

「少しでも多くの子供や若者に農業の素晴らしさを伝えていきたい。私も昔は農業なんてカッコ悪いからやらないと言っていたんです。でも今は縁があって農業に携わっている。子供達には、農業をやれって言うわけではなくて、少しでも百姓っていう仕事のイメージを変えていきたいんです。」

この言葉には、やってみて変わる心境もある。やる前から決めつけるもんじゃないと言う鈴木翼さんのメッセージが伝わってくるようだった。

天授ファームの詳細

住所: 福島県耶麻郡磐梯町 大字大谷字万入42
facebook: https://www.facebook.com/tsubasa.suzuki
Instagram: https://www.instagram.com/tsubasa.tomato/?hl=ja

諏訪覚大