磐梯町と東京の2拠点居住で活動する地域おこし協力隊【五十嵐 大輝さん】 | あいづっぺでぃあ

近年、使われるようになった新しい言葉、デジタルトランスフォーメーション(DX)。

東北最大級のスキー場を有する磐梯町では、DX(ディーエックス)戦略に力を入れています。

東京で店舗設計やブランディングの仕事を続けつつ、磐梯町のデジタル変革戦略室で活動している五十嵐大輝さんにお話を伺いました。

磐梯町出身、東京と2拠点居住で地元を盛り上げる

LivingAnywhere Commons会津磐梯でイベントの配信を行う五十嵐さん

―――磐梯町のご出身ということで、何歳まで磐梯町にいたのですか?

15歳です。磐梯第一小学校と磐梯中学校に行って、そこからいわき市の福島高専に進学しました。

会津地域にずっといても、やりたいことが身近にないと思って、福島高専の電気科に進学しました。

2010年に東京の企業に就職して店舗設計の仕事に従事し、社会人2年目に東日本大震災がありました。

それで地元の福島県で仕事がしたいなと思い始めて、26歳の時に個人事業主で仕事を始めました。

仕事の一つとして、仙台出身の知人と東京の八丁堀で、東北の食材を扱う飲食店をやっています。

僕はお店を立ち上げることができるので、飲食店の店舗設計、運営やオペレーションなどの部分で、立ち上げから関わっています。

―――お店は何人ぐらいでやられているんですか?

コアなメンバーは5人ぐらいですけど、社会人インターン生など含めるとトータルで2、30人が参加しています。

東北出身の人も、もちろん多いし、将来、地元に戻って何かをしたいという人が集まっています。

全国各地のパネリストが参加するトークセッションの配信をする五十嵐さん

―――磐梯町と仕事で関わるようになったのはいつ頃ですか?

正式には2020年の10月、磐梯町の地域おこし協力隊に入ってからですね。その前から、ちょこちょこ町の手伝いはしていたんですけど、正式には10月です。

東京にいながらリモートワークで磐梯町の活動を行っています。

―――リモートワークでの活動とは、どういうことをするのですか?

まず企画、広報PR、あとは会議への参加です。

磐梯町は関係人口の受け入れの環境を整えていて、「磐梯町官民共創・複業・テレワークに関するオンライン審議会」というのをオンラインでやっているんです。

全部Zoomで、町の施策をどうしていくかという審議会をやっています。

この審議会の中で、生まれと育ちが磐梯町の委員は僕しかいないので、磐梯町と首都圏両方での生活を経験しているからこそできる発言を意識しています。

町長が環境整備をされているので、多様な方が関われる仕組みになっているんです。

参加者にはママさんも多いんです。ハンディキャップのある方や、他県の公務員の方もいらっしゃいます。

この審議会のテーマは官民共創で、一番の上位概念は、「誰もが自分らしく生きられる共生社会」です。

磐梯町にコミュニティスペース(LAC会津磐梯)を作って、みんなが手を取り合って交流できるような仕組み作りをしているところです。

磐梯町に住んでいる人はもちろん、住んでいない人も、磐梯町の地域資源を活用して、様々なチャレンジができるように、官民共創認定プロジェクトも始まりました。

東京の渋谷にあるSHIBUYA QWSに磐梯町のオフィス機能があるので、東京の企業やクリエイターを磐梯町に繋ぎながら、関係人口を作れるように動いているという感じですね。

磐梯町の特産品。ふるさと納税で手に入れることが出来ます。

渋谷にある磐梯町の拠点、SHIBUYA QWS

―――SHIBUYA QWS(以下、キューズ)について詳しく聞かせていただけますか?

キューズは「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」がコンセプトの会員制の施設です。

磐梯町は、キューズをサテライトオフィスのように使える権利を持っています。

キューズにはスタートアップ企業や、スタートアップ企業を支援する企業、コンサルタントや弁護士といった業種の方が集まるんです。

そういうコミュニティの力を借りながら、磐梯町を盛り上げているという形です。

―――五十嵐さんはいつキューズにいるのですか?

週一回ぐらいです。首都圏の企業やクリエイターとミーティングをしたり、交流会を開催することもあります。

首都圏と地方を区別する用語をなくしたい

―――協力隊は3年で終わりですが、その後はどうするのですか?

近い将来、磐梯町で法人登記して、パブリック、自治体専門の広報PR会社みたいなものをやりたいと思っています。

首都圏と地方の格差って、すごく開いていると思うんですよ。

磐梯町には、いい事をやっている方がたくさんいて、それを魅力的に伝えることができたら、そこの格差がなくなっていくと思うんですよね。

壮大なんですけど、首都圏と地方を区別する用語がなくなったらいいなと思っています。

そのために磐梯町は、ほかの自治体がやっていない、面白いことをやっていく。

―――最後に、若者に対して一言お願いします。

全然偉そうなことは言えないんですけど、常識にとらわれないでほしいですね。

磐梯町がやっていることって常識から外れていると思うんですよ。いい意味で。

だから、社会適合をしながらも、なにか面白いことをできないかなというクリエイティブな思考を持っていたら面白くなるんじゃないかなと思いますね。

バンダイつながりで、BANDAIから磐梯町に送られたガンダムと

五十嵐大輝ホームページ:https://www.novelize.work/
磐梯町ホームページ:https://www.town.bandai.fukushima.jp/
磐梯町ふるさと納税:https://www.town.bandai.fukushima.jp/soshiki/soumu/022_furusato_nouzei.html

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古川恵子

1981年喜多方市出身。福島大学卒。2004年から東京都在住。あいづっぺでぃあには運営側で関わりつつ、ライターとしても活動しています。
普段は自営業主様、小規模事業者様向けに、ホームページ制作、ワードプレス講座、情報発信事業などを行っています。